餡子付゛録゛

ソフトウェア開発ツールの便利な使い方を紹介。

2023-01-01から1年間の記事一覧

Bloggerで独自ドメインを利用している場合のSSL/TLS化

ここ5年ぐらい代表的ブラウザーのGoogle Chromeが非SSL/TLSであるhttp://のページに警告を出すようになっていて、Bloggerで独自ドメイン www.anlyznews.com で書いているブログのほうもLet's Encryptを使ってSSL/TLS化したのでメモ書きを。ブログごとの設定…

粒子フィルタ(particle filter)で状態とパラメーターを同時推定

ノイズが多い時系列データに対しては、観測値から観測誤差を取り除いて、分析者の興味関心である観察不能な状態を取り出すカルマンフィルターがよく使われています。しかし、カルマンフィルタは線形近似になるため、より一般的に用いることができるアルゴリ…

Rで計量経済学の変量効果モデルを推定

だいぶ前にパッケージを使わず固定効果モデルで推定する例は書いていたのですが、変量効果モデルで推定する例も書いてみました。計量経済学で言う変量効果モデルは、観測値ごとの誤差に加えて、個体ごとの誤差がある線形回帰モデルです。は被説明変数、は説…

miceの並列処理で時間短縮

「欠測処理でRのmiceパッケージのmice()を使うとして、処理時間の問題皆さんどうしてますかね。」と言う質問に、「多重代入法はM個の代入を独立して実行するのが望ましいので、マルチコアを使える演算環境ならば、並列処理することができます…Flexible Imput…

コーシー分布も扱えるランク基準線形モデル推定(Rank-based Estimation for Linear Models)

Kloke and McKean (2012) "Rfit: Rank-based Estimation for Linear Models," The R Journal, Vol.4(2)にアルゴリズムの概要と利用方法の詳細が書いてあるので説明する必要はないのですが、U検定やBrunner-Munzel検定を使ってきた外れ値がある観測値がコーシ…

尖度で自由度を補正したF検定による等分散性の検証

教科書の分散比のF検定をつかった等分散性の検証は、F検定が正規分布に依存しているので利用できる場合が限られるわけですが、それは分布の裾野の厚さ、尖度が問題であって、尖度が分かればそれで自由度を補正してより広い分布に使えることが知られています…

RでBEEP音を鳴らす方法

BEEP音を鳴らしたかったのですが、検索するとbeeprパッケージを使え、alarm関数を使えと言うコレじゃないソリューションや、system関数でOSのコマンドを叩けと言うベタな手が引っかかります。どうやらRでBEEP音を鳴らしたい人々はほとんどいないようです。C…