餡子付゛録゛

ソフトウェア開発ツールの便利な使い方を紹介。

2015-01-01から1年間の記事一覧

JavaでOpenMPもどき

気づくとマルチコア化が一般化したため、数値演算をするときにカジュアルにマルチスレッド対応にしたい状況も随分と増えてきました。計算時間が数分の一になる程度ですが、何時間もかかる計算もあります。GoやFortran 2008のように並列化容易なような言語も…

Rでテキストファイルを読み込んで分解

RでCSVファイルを上手く読み込めないときは、read.tableにあわせてテキスト・ファイルを書き換えた方が手軽な気がしますが、それが都合で出来ないときは、テキスト・ファイルとしてCSVファイルを読み込んでから、カンマで分離することもできます。 con <- fi…

お気軽にAR(1)の構造転換点を区間推定してみる

学術的な意義は無いのですが、時系列データの構造転換点を求めたいときがあります。記述的に転換点を仮定して推定することが多いわけですが、主観的になりやすく言い合いになることがあるからです。統計学者に殺されそうな荒業ですが、尤度を使って構造転換…

特定月の分散が大きいときの大数の法則

別のブログで使った大数の法則を示すシミュレーションのソースコードです。 # 乱数から分析データを作る set.seed(20150209) x.sd <- 16.96534 # 想定標準偏差 n <- 24 # 分析年数 x <- as.numeric(n*12) # 分析データ for(i in seq(1, (n-1)*12, 12)){ x[i:…

Rで各集団における大きい方から2番目の値を調べる

ツイッターで見かけた御題なのですが、(学校の課題などで)ありそうなので、置いておきます。 # お試しデータを作る set.seed(20150208) n <- 30 df <- data.frame(type=c("A", "B", "C")[round(runif(n, min=0.5, max=3.5))], value=60 - ((1:n)-10)^2)# …

時系列データの季節調整をしてみよう

時系列データには、季節バイアスが入りがちです。年中行事はもちろんのこと、天候の変化も周期的に発生します。ゴールデンウィークのある5月よりも6月の方が行楽客が少ないとしても、行楽客が減少し出したとは言えないでしょう。そもそも月ごとに日数も異な…