C/C++
プロセッサのマルチコア化が進んだ現代なので、時間のかかる計算では並列処理をするコードを書くのが望ましいです。スレッドやセマフォの制御を直接プログラミングすると骨が折れるのですが、シングルコア向け逐次処理コードを並列処理に変換してくれるOpenM…
「水素原子に対するSchrödinger方程式を有限要素法で数値的に解いてみる(C++のソースコード付き)」で紹介されているC++/Eigenのコードを、(ページ著者が)Juliaに移植してみたら12倍くらい速くなったと言うツイートが流れてきて、気になってC++の方のソー…
数値解析における数値積分法の代表としてガウス求積と言う技法があり、それに必要なガウス点と重みの計算でJuliaがC++より桁違いに速いと言う話が流れていたのですが、Juliaで使われているFastGaussQuadrature.jlが使っているアルゴリズムのC++版を使ったと…
モンテカルロ法で円周率を計算するベンチマークで、Juliaと比較してgccが悪い言われているのですが、本当なのか検証してみましょう。CとJuliaでこの分岐が単純なマイクロベンチマークを実行すると、乱数生成の速度が結果を大きく左右しえます。後方互換性の…
とあるJuliaを使った教材に、JuliaやNumPyのsumはSIMD拡張命令セットを使うから速いけれども、C言語でsumを書くとそうではないから遅いような記述があって、CからSIMDを叩けば良いだろうと思ったので、私にしては珍しくC99のコードで、単浮動小数点のsumを書…
前世紀に書いたgccで-O1と-O3で実行結果が異なるコードです。インライン展開が作用しました。今のバージョンのgccでどうなるかは確認していません。なお、警告は出ると思いますし、処理系によってはコンパイルが通らない事もあると思います。 #include<stdio.h>int *p</stdio.h>…